Wonderdraftとは

Wonderdraftは、ファンタジーマップの作成に特化したお絵かきツールです。次の環境で動作します。

  • Windows
  • macOS
  • Linux

パッケージ販売されているソフトであり、試用版はありません。

類似のアプリケーション

Wonderdraftと同じように、ファンタジーマップを作成できるアプリケーションはいくつかあります。購入形式別に、主なものを調べてみました。

価格はいずれも2024年3月時点のものです。

パッケージ

パッケージ販売のもの。一度購入すれば、ずっと使えます。

サブスクリプション

サブスクリプションタイプのサービス。機能限定版を無料で使用できるところがほとんどです。

  • Inkarnate (基本無料、有料サブスクリプション$5/月 or $25/年)
  • Dungeonfog (基本無料、有料サブスクリプション$5.39/月)
  • World Anvil (基本無料、有料サブスクリプション9,312円/年〜)

オープンソース

オープンソースとして開発されているもの。

編集機能はありませんが、オプションが豊富で細かく設定できます。ここで作成したマップをもとに、WonderdraftやInkarnateで好みのスタイルで編集する、といった使い方もできます。

特徴

開発者

WonderdraftとDungeondraftは、どちらもMegasplootにより開発、販売されているソフト。Wonderdraftが国や大陸単位のマップ作成に適しているのに対し、Dungeondraftは町やダンジョンなどの詳細マップ作成向きです。

Wonderdraftの購入時には、SMSによる認証が必要となるため、スマホが必須です。

会社ではなく個人によって開発されたソフトのようで、更新スピードはあまり早くありません。が、のんびりながらも今のところサポートは続いています。

Wonderdraft vs. Inkarnate

よくInkarnateと比較されますが、主に次のような違いがあると言われています。

  • Wonderdraftは初心者でも使いやすい。
  • Inkarnateは、使いこなせるようになるまでに比較的時間がかかる。使いこなせるようになれば、あらゆる種類のマップで見栄えのするものを作成できる(ただし有料版の場合)
  • Wonderdfraftは買い切りのパッケージなので、比較的安価。
  • Inkarnateは無料でも利用できるが、無料版だと利用できる素材がかなり限られる。豊富な素材を利用するには、サブスクリプション契約が必須。
  • WonderdraftはGimpなど別アプリで自作したアイコンを取り込んで、機能拡張が可能。自作が面倒なら、拡張パッケージをダウンロードしたり購入したりすることも可能。

簡単に言うと、ユーザーの特性によって、向いているアプリが異なります。

  • 超ライトユーザー: Inkarnate無料版
  • ライトユーザー: Wonderdraft
  • ヘビーユーザー: Inkarnateサブスクリプション版

ライトと言っても、個人的には十分以上のものが手軽に作成できると思っています。r/wonderdraftにはユーザーが作成したマップが投稿されているので、Wonderdraftでどのようなマップが作成できるのかの参考にどうぞ。

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